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1. コンテンツ企画力 〜素材を美味しくする料理人がプロの制作者〜


---クライアントのコンテンツを引きだす力---


菅: まず、最初のお題は「コンテンツ企画力」について。
これってホームページ企画で一番大事なことだよね。

う: 雑誌の目次にコンテンツってのは中身の一覧を指してるのに、メニューと勘違いしてる奴が多いんだよ。

菅: 中小企業がパートナーとして制作会社を選ぶ最大のポイントは「クライアントの中身を企画できるか」であって欲しい。

滝: コンテンツがないと、まともなホームページができないのは当たり前。クライアント側も、制作者とがっぷり四つで取り組まないと。本1冊作るぐらいの勢いで。

菅: だからボクらがいるんです。裸の状態からコンテンツを考えて作り上げる力が必要不可欠だもの。
そもそもコンテンツって言っても、でっち上げるわけじゃなくて、あくまでもそのクライアントが持ってるものを見つけてあげるわけだから。

う: 「売りになるものや強みはウチにはないよ」っていう消極的な中小企業が多いけど、実際には自社の魅力に気づいてないだけなんです。

菅: でも突っ込んであげると「実は素材にはこだわってるんだよね」と。

う: そう。そもそもコンテンツのない会社なんてあり得ないんだから。
オレらがツッコミ役になって、引っ張り出してあげないと。


---クライアントの状況を把握しているか---


菅: そのためには、相手の状態を正確に把握する必要がある。
取材や打合せは重要ですね。原稿を集めるって言うことじゃなく。

滝: 名刺交換して、最初に見るのがメールアドレス。あるとしても会社の代表アドレスなのか、個別のアドレスなのか。それと実際に使っているか?。アドレスあっても一度も開けたことがないってケース、けっこうありますから。

う: クライアントがどの程度理解してるか。それに合わせて企画してあげなきゃ、空回りしちゃうんだよね。
本当はホームページとセットで勉強会もつけたいって思ってるんだ。こういうことが起こり得るってことを、ちゃんと説明しておきたいんだよね。

菅: 一歩間違えたら、けっこうまずいこともあるもんね。逆に、そのトラブルはチャンスなんだよ、ってアドバイスすることもあるし。



---落とし込むための「シズル感」を演出する---


う: 少なくともパンフは「ネタにする程度」って認識は欲しいですね。そうじゃないと、わざわざホームページを作る必要がない。

滝: チラシやパンフで取りこぼした事項を、どれだけ表現できたかがウェブの勝ち負けに繋がるからね。

菅: パンフをそのままウェブに焼き直すのではなく、クライアントの思いと強みを分析して作らなきゃダメですよね。

う: クリエイトする人間だったら、当たり前のはず。能力以前に取り組む姿勢の問題だね。

滝: 特にホームページ見てるユーザーは、電話もメールもあるんだから、落とし込むための「シズル感」を与えないといけないしね。

う: 雑誌の編集者だって読んでもらうために色々な工夫してる。商品の紹介にしてもバラエティ風にしたりクイズ形式にしたりね。演出提案も考えなきゃ。

菅: 見せ方を工夫しないと、いいことが書いてあっても、結局は読んでくれないもんね。

う: 仕様通りに作るだけがクリエイターじゃないからね。オレはクライアントからメニュー案とか渡されても、基本的には参考にする程度だね。

滝: 言いなりに作るだけなら、企画してないってコトだもんね。
お客のコンテンツを見つけ出して、表現して、冷やかしじゃなくて本当の問い合わせまで導いていく。それでこそ企画ってコトだね。

菅: 単なる「制作」なのか、「企画制作」なのか。
その辺が見分けるポイントになるね。


---クロージングも含めてコンテンツ---


菅: アクセスアップを気にしがちですけど、本当に大事なのは「問い合わせアップ」なんですよね。

う: そりゃそうだ、ホームページが目立っても全然売れないんじゃ意味ないんだから。

菅: そこを理解してない業者は意外に多い。本当は「問い合わせがいくつ入ったか」ってところなんだから。そこを見ないとダメだよ。

う: お客さん(閲覧者)から見たら、クロージングも含めてコンテンツでしょ?
ウェブで興味を喚起して問い合わせを促す。反応があったら気持ちよく返事を返す。一連の流れが全部コンテンツ。

滝: ボクはそこ、必ず確認しますね。入ったところまでちゃんとフォローするようにしてる。「お問い合わせが来たらこういう対応をしてね、と。ちょっとしたルールやマナーまでアドバイスしてる。

菅: ユーザーは一部でも快適じゃないと「うーん?」ってなっちゃうからね。
言い回しなんかも重要なんですよね。


---ちゃんとコンテンツを立てれば反響は必ずある---


う: クライアントにはホームページをもう少し信用してほしい。

菅: ちゃんとやればホームページって反響あるんですよ。ちゃんとやってないか、何か問題があるから、反響に繋がらない。書き方が悪いのか、コンテンツをまとめきれてないのか、とか何かしら。
マーケティングもコンテンツもちゃんとやって反響ゼロって今までなかったですからね。

う: そう。だったら体験をさせてあげればいい。
ボクも最初からババンとやってみようとは言わないけど、やるからにはちょっとでも本気でやってみようよ、と。少しでも、インターネットかボクを信用してみようよ、と。最初から「どうせ利益は生まないからどうでもいい」って目線はやめてほしい。

う: 実際やってみたら「わっ!」となって、泥縄で目覚めたっていいんだから。でもアクションを起こすためにやるんだから「起きなくていいよ」で立ち上げるのはやめようよ、と。それはもったいないよね。

う: 中小企業に攻めの姿勢は絶対必要ですよね。挑戦者の気持ちでアクションを起こしてほしいですよね。

う: お願いだから、せめて名刺にアドレスぐらい入れようよ(笑)。

菅: ほんとだったら作業着とか、シャツにもアドレス入れて、大企業相手に戦っていってほしいですよ(笑)。

う: それぐらいの気構えで、ホームページ制作会社選びに臨んで欲しいってことだね。


■注釈コラム
★SEO対策や検証ってなに?
「Search Engine Optimization)」の略で、日本語では「検索エンジン最適化」と訳す。「最適化」という言葉が示すように、単なる検索ランキングアップではなく、「特定のキーワードに適した表示結果」になるように「WEBページの構造・内容およびアクセス環境を整える」ことを指す。
簡単に言えば、ある言葉で検索したときに、少しでも早く見つかるように工夫するのが「SEO」で、その検証とは、今どんな状態で、どういう問題があるのか、どこをどうすればもっと表示が有利になるのかのアドバイスやレポートを出すことだ。検証と実際の対策作業はセットで扱われることが多いが、厳密には別々のサービスで、検証を行うのはコンサルティング会社で、対策作業はWEB制作会社だ。
ちなみに「ホテル」などのよくある言葉で探すとなると、数十万件が表示されることになる。つまり競争率は数十万倍ということであって、他社も工夫をしてくるから、それらを出し抜くには並大抵のことでは済まない。その苦労は、当然コストとして跳ね返ってくるわけで「ホテル」で上位10位以内表示を目指すなら、1000万クラスのSEOコストは覚悟すべき。ただし、この例のような一般用語の場合、利用者自身が予め絞り込みしつつ検索することが多いため、「ホテル+湯沢温泉」というように、単語を複合化させて対策を施すのが普通。この「+」以下のキーワードにどのような単語を想定し対策するかによって、結果も大きく変わってくる。なお、複合化する単語はせいぜい「3つくらいまで」が望ましい。多くの検索サイトでは登録キーワードを10個くらい選べるが、キーワードが多ければ多いほど「焦点が不明瞭になる」わけで、効果が下がってしまうからだ。
なお、SEO対策作業には、単にキーワードを選ぶだけでなく、その言葉に最適化したホームページになるよう、構造、レイアウト、文章まで調整していくことも含まれるため、大きなリニューアルが必要になることも多い。(URUNO)



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