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9. SEO 〜コンテンツに勝るSEOなし〜


---使えね〜って評価されるためのSEOって?---


菅: 最近、SEO、SEOって言って、仕事を取ろうとする輩が多いでしょ?

滝: しかも、その中身のコンテンツがどっかに消えちゃって、プログラムの細かいところをこねくりまわしてるだけなんだよね。

菅: そうじゃないでしょ、と。ホームページが出てきてほぼ10年。時代が変わっても不変なSEOの根幹が絶対にあるんですよね。

う: そこをちゃんと押さえてれば細かい箇所をいじりまわす必要もそんなにないし、SEO対策もある程度の成果が出るんだよ。

菅: 細かいテクニックだけでSEO対策をしてる業者は、きっとスタンスとして一事が万事そうだと思うから選ばない方がいいと思いますよ。

う: オレらだってSEOの知識はあるわけだよ。だけど、コンテンツがないのにSEO対策をしてランクアップを狙うのはマイナス。
ダメダメなお店はむしろ目立たない方がいい。一度見にきた人から「なんだ、使えねえ」って評価されちゃうためにSEO対策をするのって全く意味ないでしょ。

滝: 使えるホームページだからこそ、いい店だからこそ、SEOで上にいって「一度見てもらえさえすればその先に繋がる」わけであって。

う: 見られて評判を落とすんだったら、上がらない方がよっぽどいい。 ちゃんと中身を作って、その上でSEO対策しましょうね、ってことだよ。

菅: SEOとコンテンツ企画って、かけ算の関係。両方とも数値が上がれば業績はうなぎ上りだけど、逆にどっちかがゼロだったらどう計算してもゼロなんですよ。
だからSEOを頑張っても、コンテンツの中身がしょぼかったら、当然ゼロ。


---検索登録しなくてもネットだけで営業できるよ?---


滝: SEOに対する考え方ですよね。ホームページ制作会社は情報のプロだから、みんな同じぐらいのスキルや知識は持ってるし、対策を取ろうと思えば誰でもできるんだから、クライアントはそれに惑わされないで制作会社を選んで欲しい。

菅: かけ算的な考え方、バランス感覚をちゃんと持ってる会社じゃなきゃ、ダメだってことですよね。そうじゃないところをボクは「SEOバカ」って呼んでるけど(笑)。
それ取ったら何も残らないじゃないか、っていう。
ただこの項目を座談会に盛り込んだのは、SEOのセールストークにだまされちゃう中小企業があまりにも多いからなんです。「うちはバッチリ対策とってますからオタクの会社を1位にしてあげますよ」で引っかかっちゃう。

う: SEOだけ単品では考えられないんだけどなぁ。何のために「1位にならなきゃいけない」のかがわかってなければ何の意味もない。
実は、ウチ自身のホームページは検索登録さえまったくしてない。SEOらしい対策もしてない。でも、それでもネットから注文は来る。かなりの大企業さんからもね。

滝: それはコンテンツ内容自体がちゃんとしたSEOになってるって証明ですね。


---ヒットする言葉選びで、お客も絞り込む。---


菅: ボクのSEO対策でも「言葉選び」はこだわりますね。
うるのさんのホームページがちゃんと引っかかってるのは、言葉選びが正しく施されてるからですよ。適切なキーワードが無理なく自然に使われていて、検索する人の気持ちとマッチしてる。

う: 自分の会社の売りの言葉が見えてない会社が多いし、またそれを提案できてるホームページ制作会社が少なすぎるんだよね。

菅: だからセールストークで「SEO対策してますよー」って言っててもいいから、せめて言葉選びを真剣につきあってくれるところを選びましょうよ、と思うんですよね。
あくまで100歩譲ってですけど(笑)。譲らないと選んでいい業者が、ほぼなくなっちゃうから(笑)。

う: その部分でいうと、この前一緒にやった「みそぴー屋さん」がそうだったね。

菅: そうですね。味噌ピーナッツひとつでも「みそぴーなっつ」なのか「ミソピーナッツ」なのか「みそピーナッツ」なのかって。「みそぴーなつ」「ミソピー」「みそP」なんてのも含め、いろんなバリエーションを押さえて、どう検索してもヒットできるようにしましたもんね。50種類ぐらい全部。これはコンピュータのプログラムじゃなくて、人間が考えるアナログな言葉選びなんですよ。

う: あとSEOって、キーワードの選び方ひとつで「こういうお客さんはいらっしゃい」、「こういう客は引っかからなくていいや」っていうのもできるからね。

滝: この言葉で引っかかった人なら本気の買い気だ、っていう言葉。やっぱり、その視点がなければ、SEOにもまるで意味がないってことですね。

菅: 順位だけじゃなく、どの言葉で、どういう客を引き上げるか、ですよね。「なんでもござれでみんなホームページ見に来い」なんてSEOはナンセンス極まりない。


---ちゃんと作れば、ほっといたって上位に入る---


う: そもそも、ちゃんと作ってれば、ほっといたって勝手に3位、4位にはなるからね。

滝: そうなんですよね。きっちり仕上げたホームページなら、特別SEOってやらなくても順位が出るんですよね。つまりは「コンテンツに勝るSEOなし」と。

菅: あ、いい言葉だなぁ。

滝: 別にSEOのアルゴリズムを否定するわけじゃなく、ちゃんと作ればアルゴリズム通りになるってことですよね。求めてる情報があるから、自然とみんながそこにいく、っていう。それが本来のSEO。

菅: そこに自信がないから、細かいプログラムに走っちゃうのかもしれないね。

う: SEO業者なんかだと半年で200万円とかとさ、信じられないような値段のがゴロゴロいるじゃん。また払う人もいるってことでしょ。
SEOにそれだけお金を出すんだったら、コンテンツにその分お金を突っ込みなさい!って思うよね。そうすれば、その後のSEO対策なんてのは、あまり意識しなくても充実したホームページが立ち上がるのに。

菅: 事業の中身そのものにお金かけないでSEOにばかり大枚はたくなんて愚の骨頂!

滝: しかも、アクセスが増えたからって、反応率が上がるかどうかはわからない。

菅: イタチごっこで、競合他社と対策競争し続けなきゃなんないから、ずっと払い続けることになるしね。コンテンツを押さえておけば、そんなのに付き合わなくてもいいんですよ。
結論としては、そういう「SEOバカ」に振り回されないように、ってことですよね。




■注釈コラム
★コンテンツがないのにSEOはマイナス
「新しいお店がオープン」という広告や看板を見た、としよう。広告や看板は目立つ場所に出され、魅力的なことが書かれている。興味を引かれたあなたは、現地に行ってみる。そこにはプレハブ小屋があり、中には店員も見当たらず、どうでもいい商品がまばらにあるだけ。あなたはさっさと店を出てしまうだろう。
やがて、そのお店がリニューアルした、と聞く。プレハブだった外観も立派なモノになった。相変わらず広告や看板は、魅力的なメッセージに満ちている。あなたは、もう一度出掛けていくかもしれない。しかし、店内に入ってみると、やはり商品はまばらで、ろくなものがない。店員も、いるのかいないのか分からない。
やがて3度目の広告と看板を目にする。このお店は3度目のリニューアルで、やっとまともに商売できる力をつけたのかもしれない。だが、そのとき、あなたは、その店に出向くだろうか。もうダメだろう。あなたは、その店を信用できなくなっているからだ。
「中身がないのにSEO」とは、こういうことだ。来訪者を満足させるだけの中身がなければ、客足は広告する以前より遠のく。自分で悪評を広めているようなものなのだ。目立ちたいのは、分かる。が、目立つ以上は、それに見合った何かを提供できなければならない。そうなるまでは我慢も必要だ。SEOはそれからでも遅くない。(URUNO)



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