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6. 評価・評判 〜専門分野の強みが信頼に繋がる〜


---同業者に認められてこそ、本物---


う: 第三者からの評価が一番信用できるんだけど……。

菅: 同業者からの評価が高いってのは、かなりいいんじゃないかな。

滝: 腕のいい大工さんは、同業者にちゃんと認められてますからね。
気になって夜中に施工中の家を見に行ったりするっていう。

う: 医者もそうでしょ。同業が「あの医者はいいよ」って言ってたら相当のもの。

菅: ボクらの業界は、クライアント同士の繋がりで評判になることも多々あるけど、同じ制作会社の人間が讃えてたら本物ってところはありますよね。

菅: ボクは取引先から訊かれたら正直に答えてます。実力のある業者にしても、そうじゃない業者も。
「あ、○○さんだったら、この分野が得意だから、安心して任せられますよ」とか、「△△さんに頼もうと思ってるんですか、気をつけてくださいね」って。

う: クライアントもね、求め過ぎなんだよ。
名前は出さないけど(笑)、情報誌とか作ってる会社が「依頼があったから、やったことないけどウチもホームページ作りまーす」って。
ありがちだけど、オレ的には「薬剤師が医者の仕事すんなよ」って感じに近いかな。

滝: 隣で医者の仕事ぶり見てたぐらいで自分もできると思っちゃう。

う: 良心的なトコなら「じゃあ、知り合いの制作会社を紹介しますよ」がスジだと思うんだよね。もしくは、ちゃんと医者になる勉強をしてからやれって話であって。
そうでもないのに「クライアントがやってくれって言ってるんだからいいでしょ!」ってのは違う。

菅: そういうところに「プロに任せたから大丈夫」と思い込んで発注するクライアントって、ウェブへの意識も低いことが多いから、中途半端な治療をされたってことがわかんない。だから役立たずのホームページが乱立しちゃうんだ。

う: まとまった資金がなくても始められるのがホームページ制作業だから、やむなしの要素もあるんだけど、あまりにもいい加減なとこのが多いんだよ。
「SOHOですぐ立ち上げてホームページ業者でもやるか。オレ、ブログやったことがあるからさ」ぐらいなノリでね。


---ちゃんと評価されている制作会社には特長がある---


菅: だいたい、ちゃんと評価されている制作会社なら、得意ジャンルってのがあるものだしね。コンテンツとかデザインとかシステムとか。

う: そうだね、自社よりも優れている面があると思うからこそ、同業からの評価があるわけで。特に最近は、そういう各社がチームで1つのプロジェクトに取り組むようになってきているし。

菅: 今ではウェブがかなり高度になってきてるし、重要性も高まっているから、一人でなんでも高レベルでこなせるもんじゃない。昔はそういう制作者が多かったけど、それはウェブ全体が未成熟だったからだよね。
制作の体制とか仕組みとか、自分たちの強みや持ち味をちゃんと把握して、なおかつお客さんに隠さないで言ってくれる業者は信頼に値すると思いますね。

滝: 何が得意かをはっきり答えられる制作会社は正直ってことで、信用していいでしょうね。

う: それにライバル会社であっても、本当にいい仕事をしてる会社のことを悪くは言えないからね。そんなこと言ったら、墓穴を掘ってしまう。

菅: 逆に、ライバルを正しく評価して認めているなら、その会社も正直ってことで、信用できる。その辺を明確に返答する業者ならバッチリでしょうね。ボクらがそうだし(笑)。




■注釈コラム
★薬剤師は医者じゃない
なんせホームページはパソコンさえあれば、それだけで作れる。テキストエディタだけでやれるのだ。今は便利な作成ソフトも充実してきているし、その気になれば誰にだって作れる。だが、それは「誰でも文字は書ける」というのと同じでしかない。
コピー用紙に手書きでレストランのメニューを書く。それでもメニューには違いない。だが、それではお客が納得しない。だからデザイン会社に依頼する。
ホームページが作れるということと「実用に耐えうるモノが作れる」ことはイコールじゃない。まして、今のウェブは数多くの専門家たちが凌ぎを削って進化させてきたモノなのだ。見えない部分にも(むしろ、そういう部分にこそ)様々な工夫があり、そうでないと実用に耐えられないのだ。
印刷物で優れたデザイナーなら、優れたウェブデザイナーになれる可能性はある。だが、それはウェブの経験を積んでからのこと。紙面とパソコン画面では、空間の使い方も、色も、動きも、用途も違う。
ま、ボクらだって、最初は薬剤師だったわけで、そもそもネット黎明期には医者がいなかった。少しづつ、キャリアを積んでいった。医者として開業するなら、同じステップを踏んでから開業して欲しいものだ。(URUNO)



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